~健康は世界共通の願い~ フィジー共和国の方々へ向けて、食を通した健康セミナーを実施しました!
5月23日、東京オペラシティタワー42F VTC(エキスパート・ビジュアル・トレーニングセンター)にて、フィジー共和国の政府関係者である生活習慣病対策チーム8名をお迎えし、健康セミナーを実施しました。フィジー共和国では、生活習慣病を含む慢性疾患が全死因の8割以上を占めており、この深刻な課題に対応するため、2022年6月より大統領指示の下、「職場の健康増進プログラム」が開始されました。独立行政法人国際協力機構(JICA)は、そのようなフィジーの健康課題に対応するため「生活習慣病対策プロジェクトフェーズ2」を実施しています。今回のセミナーはその一環として、フィジーの生活習慣病の問題解決に資する日本の経験を学ぶための研修で、当社が健康施策に関する講義の依頼を受け実現したものです。
受講者は10日間にわたり、農林水産省や厚生労働省、経済産業省などから日本の健康づくりに関する政策の講義を受けたり、職場健診を視察したりするなどして、日本の取り組みに関する知見を深めました。食を通した健康を提供する当社では「健康経営の取り組みに関する講義」や「健康イベント体験会」を実施しました。
フィジー共和国

- 日本の南東約7,300km、南半球にある島諸国
- 日本からの移動は、直行便で11時間程度、オーストラリアやニュージーランド乗継便で待ち時間含め1日
- 主な産業は、離島や海の美しさを活かした観光業と、サトウキビの栽培及び砂糖製造
- 主な宗教は、キリスト教、ヒンズー教、イスラム教
はじめに、女子栄養大学 副学長、一般社団法人健康な食事・食環境コンソーシアム代表理事である武見ゆかり先生をお迎えし、「スマートミール®※」について、主な概要と認証取得の取り組みについてお話しいただきました。武見先生から「ポイントは適量を摂取することと、塩分を控えめにすること」と説明があると、受講者は大変熱心にメモされていました。


- ※1 スマートミール®:厚生労働省の「生活習慣病予防その他の健康増進を目的として提供する食事の目安」等に基づき基準が設定されている、健康づくりに役立つ栄養バランスのとれた食事のこと

昼食は「スマートミール®」より、【ちゃんと】(450~650kcal未満)に基づいた、当社オリジナルの「なんかいいな弁当」が2種類提供されました。
日本の照り焼きは「TERIYAKI」と英語で通じるほど馴染んでおり、「鶏肉の照り焼き弁当」が大変人気でした。

続いて、健康運動指導士や公認スポーツ栄養士の資格を有する当社の管理栄養士より、当社の健康経営として「ウェルネスプログラム」と「健康サポートサービス」の紹介がありました。
当社の健康施策や働き方などにも大変関心を持たれ、活発的な質疑応答が行われました。


その後、「Let’s Try!健康イベント体験会」と題し、体成分分析装置「InBody」や握力測定、野菜350g当てについて体験いただきました。
「InBody」による細かい計測は初めてという方が多く、基準値と比較して一喜一憂しながらも、改善策を前向きに質問する姿が見受けられました。


健康を通じてつながったフィジーの方々との出会いは、当社にとっても多くの気づきがありました。
今回の貴重な経験を糧に、異文化との交流も大切にしながら、食を通した健康の大切さを伝えてまいります。
