
profile
プロフィール
お客様に喜ばれる商品開発を希望し入社。レストラン営業部の店舗経験を経て、入社5年目に「とんかつ新宿さぼてん」の商品開発グループに着任した。

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国内全店舗で展開するメニューを開発します。
商品開発は、マーケティング専門チームの企画(オーダー)をもとに開発する場合と、自ら企画を立ち上げ開発する場合があります。
オーダーをもとに商品を開発する場合は、提供開始の6か月前からプロジェクトが始まり「試作・試食・営業部への展開」の3つのフェーズがあります。試作にあたる最初の3か月間はオーダーをもとにグループ内で研究開発を重ね、提案する商品をブラッシュアップ。その後、2ヶ月間では商品提供に関わる複数の部署に向けた試食会と、経営層へ向けた試食会を開催。最後の1か月間は調理方法を記した作業表を作成し、実際にお客様へ食事を提供する営業部へ調理講習を行います。
順調に評価を得て提供に繋がることもあれば、最終段階で不合格判定になり振り出しに戻ることもあります。悔しい思いをする場面もありますが、自分が開発した商品を召し上がったお客様の笑顔をみると「頑張ってよかったな」と感じます。

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提案した商品が、今ではスタンダード商品に。
今まで数々の商品開発に携わりましたが、一番やりがいに感じたのは「冷しゃぶ」のリニューアルと、自ら企画した「水わらび餅」の開発です。
冷しゃぶは、毎年夏にとんかつ新宿さぼてんで提供する大人気メニューのひとつですが、営業部で勤務していたときに、こだわりの強い商品だからこそ調理に時間がかかる点を課題に感じていました。そこで、商品開発グループに異動後、「お客様の笑顔は守りながら、営業部の負担も減らせる商品にしたい」という思いでリニューアルを提案しました。すべての店舗で品質を保ちながら短時間で提供できる方法を探して様々な試作を行い、結果的に新たな調理法の開発に成功しリニューアルを完遂しました。これは4年間の営業部経験があったからこそ実現できたと思っています。
また、水わらび餅の開発も、営業部でお客様からよくいただいた言葉をもとに構想を練り、提案したデザートでした。もともと夏季限定商品でしたが、大変ご好評いただき今では定番商品になりました。こちらも営業部の経験が活きた、大きな開発プロジェクトでした。

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健康を意識した商品開発で、楽しい食事を提供したい。
ジョブローテーションで多様なキャリアビジョンを描ける環境ですが、私は今後も商品開発に携わり続けたいと思っています。特に目指しているのは、健康につながる商品の開発です。とんかつは揚げ物ですから、脂質が高くなってしまいます。しかし、脂質を気にしながら食事をするのは食事が楽しくないと感じてしまうのではないでしょうか。だからこそ、健康志向の高い方でも楽しんで食べられる商品を作りたいです。そのために大学で学んだ栄養の知識や経験を十分に活用したいと思っています。
ほかにも、とんかつ新宿さぼてんは「味・食感・香り・見た目」にこだわっているのですが、その中でも特に私は見た目を重視していて、緑、オレンジ、赤など、少なくとも3色は使って彩りを取り入れるようにしています。見た目が華やかだと食べるときの楽しさも増しますからね。
これからも、大学で学んだ知識や店舗での経験を活かして、健康的で目にも楽しい商品をもっと増やし、お客様の笑顔につなげていきたいです。