ウェルネスメモ 丈夫な“ココロ”と“カラダ”は自分でつくる!
免疫機能を整える食生活のヒント
今や自分の健康は自分で守る時代。
日頃から免疫機能を維持する食生活を続けることで、さまざまな感染症にかかりにくい体をつくることができます。
そのヒントとなる生活習慣をご紹介いたします!
\“微量ミネラル”にも注目/
人の体を構成するミネラルの中でも、極めて少ないものを微量ミネラルといいます。
そのうち、免疫細胞の活性化に関わる“亜鉛”や、抗酸化作用で細胞の酸化を防ぐ“セレン”は、不足すると免疫機能低下のリスクを高めるといわれ、予防のためにはさまざまな食材から栄養素を取る必要があります。
“亜鉛不足”が招く味覚のトラブルとは?
亜鉛は、数百におよぶ酵素の構成や酵素反応の活性化、ホルモン・たんぱく質・DNAの合成に関わり、体の成長や維持に働きます。
さらに、味覚を感じる味蕾(みらい)細胞の再生、免疫反応などにも関わっているため、亜鉛が不足すると味覚に異常が起こることがあります。
亜鉛不足による味覚障害
起こりやすい症状は?
- 味がわからない
- 舌がピリピリする
- 本来の味ではない味がする
- 何も食べていないのに嫌な味がする 等
亜鉛不足になりやすい食習慣は?
- 極端なダイエットによる食事量低下
- 肉・魚などの動物性食品をあまり食べない
- 加工食品・インスタント食品の取り過ぎ
- アルコールの飲み過ぎ
不足しがちな方は意識しよう! ※一日の推奨量:30~64歳の男性9.5mg、女性8.0g(妊婦中期・後期+2.0mg、授乳期+3.0mg)
亜鉛を多く含む食品例(一食分)
- 生ガキ3個(45g) :6.3㎎
- うなぎ蒲焼き1串:2.7㎎
- 豚レバー(100g) :6.9㎎
- 豚肩ロース(120g):3.2㎎
- 乾燥ワカメ(10g) :0.1㎎
- ほうれん草(100g):0.7㎎
- 枝豆(10さや) :0.4㎎
- 納豆1パック :1.0㎎
- アーモンド(10g):0.4㎎
厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2025年版)より
