Wellness Memo 2011年度 食事編

食事のタイミング

Question 「BMAL1」とは何のこと?
Answer
正解は 2.タンパク質の一種
BMAL1(ビーマルワン)とは、脂肪をため込む働きのあるタンパク質の一種です。

BMAL1は太陽の光と関係が深く、日が出ている時間帯は少なく、日没後に多くなります。最も少なくなるのは、午後3時ごろ。つまりこの時間帯は食べても太りにくい時間帯ということです(もちろん食べ過ぎは良くないですが・・・)。また、脂肪を分解しやすくなるので、運動にも向いた時間帯ということになります。
反対に午後10時以降にBMAL1が多くなり始めます。つまり、「夜遅い食事は脂肪に変わりやすい」ということなので控えめにするのが良いでしょう。BMAL1が多くなる遅い時間の夕食が太る原因なのです。

表:BMAL1の時間ごとの増減

朝食を食べなければ、やせられる?→正解は×

朝食を食べると代謝が高まって体温が上昇し、体が活動状態になります。さらに朝食は日中の活力源として消費されるので、食べても太りにくい食事といえます。
逆に朝食を抜いた場合には、お腹が空いて次の食事で食べ過ぎる傾向がある上、体がエネルギー不足の危険を感じて、昼食や夕食のエネルギーをできるだけ脂肪として蓄えようとしてしまいます。
朝食はしっかり食べ、その分夕食を少なく抑えることが、やせるために効率の良い食べ方です。

Question 朝食は抜くと良くないと聞くのですが、夕食は抜いても良いの?
Answer
正解は ×
確かに体脂肪は夜つくられますが、一日2食だと1食に食べる量が増えやすい上に、食べない時間が長いと体に脂肪をため込みやすくなってしまいます。お腹が空いていなくても、毎日できるだけ決まった時間に食べて、食生活のリズムを作ったほうがダイエットには良いのです。ただし、寝る3時間前までに食べましょう。

体脂肪を減らしやすい食事のポイント

同じ内容の食事でも、食べる時間次第で体脂肪として蓄えやすかったり、燃焼しやすくなったりと、大きく違いが出てきます。体脂肪を減らしやすい食事のタイミングを知って実践し、成果を上げていきましょう!

  • 食事回数を多くする

    食事と食事の間隔が長くなると、脳が「飢餓状態」と判断し、摂取したエネルギーを蓄えようとしてしまいます。1日の総摂取カロリーが同じであれば、食事回数が多い方がダイエットには効果的です。

  • 感触するなら午後3時に

    どうしても間食をしたいなら、脂肪をため込むホルモンの分泌が少ない午後3時ごろがおすすめです。小さめの和菓子や果物など、脂肪分が少ないものを選んで食べましょう。

  • 夕食の20分前に少量のカロリーを取る

    食事をして血糖値が上昇すると満腹感を感じますが、血糖値が上がるまで少し時間がかかります。夕食の20分ほど前に飴玉を1、2個食べておくと食べ過ぎ防止に役立ちます。

  • 朝食、昼食に比べて夕食を軽めにする

    夕食を食べた後は昼間に比べて活動量が少ないので、余ったエネルギーは体脂肪として蓄えられます。夕食は軽めにし、夕食後の飲食は控えるようにしましょう。